1%ひらめける人は天才
大型連休中に新潟の実家に1週間帰っていたもので、いろいろと昔のことを思い出しています。こんなことあったな、あんなことあったなとか、昔なりたかったものとか。
昔なりたかったものをツラツラと書くと、プロレスラー、マンガ家、ゲームのプランナー、作曲家、心理学者などなど。
この中で、ゲームのプランナーになりたかったのが、小学校高学年から中学生くらいまでの間で、この時に読んだ平林久和さん著の「ゲーム業界就職読本」という本の内容がやたらと頭に残っています。
どんな内容なのかをざっくり書くと、プランナーになるためにはアイディアをひらめける発想力を磨くことが大事で、そのためには、いつもと違う道を使ってみたり、幅広い色々な刺激を享受する習慣を見に付けておくとよいというものです。
また、当時(1995年頃)ゲーム業界に就職する人の8割に共通する点として、
・車を持っている(広い行動範囲を手に入れられる)
・海外に行ったことがある(様々な文化や発想に触れている)
・自宅にインターネットができる環境がある(今では当たり前ですが、当時はまだ多くない中、様々な情報に触れられる)
・セックスを経験している(異なる性別について理解を深めている)
を上げていました。
「新しいアイディアは、既存のモノの組み合わせで出来ている」なんてことはよく聞きますが、それであるなら、様々で異質なモノを頭の中に入れておくことがアイディアをひらめくためには必要なのだろうと思っています。
発明王のトーマス・エジソンの「天才とは、1%のひらめきと99%の努力だ」という言葉はあまりにも有名ですが、ここで大切なのは「99%の努力」の方ではなく、「1%のひらめき」の方だと思っています。(実際に本人もその意図で使った、という説もあるみたいです。)逆にいえば、「凡人とは、100%が努力」であり、1%もひらめけることって、相当すごくて、やっぱり天才なんだと思います。
自分は、今、おさかなコーディネータという仕事をしていますが、「魚を楽しくし、魚で世界を楽しくする」ためにも、1%のひらめきをいかにできるか、これが大事だなと思っています。