おさかなコーディネータ ながさき一生 のおかしら付き

魚のこと、魚以外のこと、思ったこといろいろ書きます。

続・努力は報われない

この記事の前に、自分の好きな言葉「努力は報われない」について書きました。

 

前回書いたことは、私自身がどう考えているかという話です。ただ、客観的には、報われると考えようが報われないと考えようが個々人の勝手で、「どう考えた方が自分にとって都合がよいか」につきるように思います。

 

ネット上でも検索をすると、報われる VS 報われないの話が結構出てきたりします。

それを少し眺めていると報われる派と報われない派には、ある程度の括りがあるように思います。

 

◎報われる派…アスリート、ビジネスマン(とりわけ営業職)などに多い

 

◎報われない派…芸人、芸術家などに多い

 

この傾向を見て、絶対的な指標がある仕事とない仕事によって、どう考えたらよいかが分かれるのではないかなと思いました。

 

アスリートやビジネスマンの場合、上の順位であったり、高い売上であったり、目指すところが明確です。こうなると、そのはっきりした目標に近づくように努力する事が大事なのは言うまでもないことです。

 

ところが、芸人や芸術家など、目指すところが不明確です。もちろん、コンクールなどもあるのでしょうが、芸人や芸術家が世間から認められるためには必ずしもそれらが必須というわけではありません。例えば、漫才のコンクールであるM-1グランプリで、優勝せず下位だとしても、その後に売れたというコンビは沢山いると思います。

 

これは、単純なモノサシ上の優劣ではなく、様々の価値観の中で価値を提供する職業だからだと思うのです。このような職業の場合、「努力は報われる」と思っているとやってられません。価値観は時代によっても変わるし、それらは外的要因は努力とは関係なく変化するので、「努力したのに報われなかった」「努力しなかったのに報われた」ということが、多く起きがちだと思います。このような世界で「努力が報われる」と思っていたらやる気がなくなってパフォーマンスが落ちてしまいます。

 

…ということで、「努力は報われない」の続きで書きましたが、「報われる」と考えるか「報われない」と考えるか、あるいはその時々によって考え方を変えるハイブリッドでいくのが良いか、人それぞれであると思います。

 

パフォーマンスを出したり、人生を充実されるために考え方ってとても大事だと思います。